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WORKS

本ページでは、近年制作した代表的な作品を中心にご紹介しています。

各作品の中に込めた想いや情景が、

ご覧になる方の記憶と静かに響き合うことを願っております。

「海の記憶」波間に揺れる記憶をテーマにした日本画。2019年日展特選受賞・150号。
「海の記憶」 
   The Memory of the Sea
           改組新 第6回  日展 特選
             

             ( 2019年/194㎝×194㎝)

            日展 公式サイト掲載

幼い頃に海辺で過ごした記憶や、家族とのかけがえのない時間。

心の奥に沈んでいった情景を、

珊瑚や魚たち、そして柔らかな光の重なりとして筆を重ねました。

見る人それぞれの“海の記憶”がそっと呼び起こされることを願いながら。

さまざまな記憶が静かに堆積し、それらがやがて、その人自身を かたち創っていく——

改組新第6回日展にて特選をいただいた、転機となった一枚です。

「記憶の欠片」記憶の断片と命をテーマに描いた日本画。2021年日春展奨励賞受賞・50号。
「記憶の欠片」 
   Fragments of Memory
           第5回  新日春展 奨励賞
          

本公式サイトトップ掲載


        ( 2021年/116.7㎝×80.3㎝ 50P)    
ふとした瞬間に
心の奥から浮かび上がってくる
見えないけれど確かに在る「記憶」。
この作品は、失われつつある時間や、かすかに残る感情の欠片を、ひとつずつ丁寧に
拾い上げるような気持ちで描きました。
淡い赤と薄墨を重ねながら、記憶と向き合う時間そのものが、作品になっていったのかもしれません。
第5回日春展にて2度目の奨励賞をいただいた、大切な作品です。

「太陽の記憶」枯れてもなお立ち続ける向日葵と人物と組み合わせて描いた日本画。2024年日展出品・150号。
「太陽の記憶」 
   The Memory of the Sun
           第11回  日展 
                                   

                 ( 2024年/194㎝×194㎝)                        
枯れてもなお太陽の記憶を宿し、力強く立ち続ける向日葵に、人生の完成や内なる価値、そして生命の継承を重ねました。

外見の華やかさを失っても、内に秘めた力と尊厳はなお輝き続ける——。

人物像は、未来へ向かうすべての若い生命の象徴として描いています。

光と影、生と死、喪失と再生…

相反するものが同時に存在する“いのちの循環”が、この作品の軸となりました。

「描く」ことの意味を改めて問い直した、自身にとっても節目となる一枚です。

「こもれび」リスたちの姿と木漏れ日を描いた日本画。1998年日春展出品・50号。
「こもれび」 
   Sunlight Through the Leaves
       第33回  日春展 外務省買上げ
                               
( 1998年/116.7㎝×90.9㎝ 50F)                    

葡萄の葉の隙間から降り注ぐ柔らかな光に包まれ、小さな生きものたちがひそやかに息づくひととき。

向かい合う二匹の栗鼠は、熟す前の葡萄の実の間で静かに呼吸を合わせています。
葡萄と栗鼠は、古来より豊穣や子孫繁栄を象徴する吉祥の組み合わせ。
本作ではその伝統的なモチーフを通して、自然の恵みと生命の営みを、繊細な筆致と色彩で描き出しました。

「実りのうた」実り豊かな風景にスズメたちを描いた日本画。2000年日春展出品・50号。
「実りのうた」 
   Sparrows’ Harvest Song 
       第35回  日春展 外務省買上げ
                                 

              ( 2000年/116.7㎝×90.9㎝ 50F)                    

豊かに実った稲穂の中で、雀たちが歌うように舞う、生命の讃歌。

雀たちのさえずりに重なるように、

新しい命を抱えながら描いた、記憶のうた。

この作品を描いていた頃、私は臨月を迎えており、大きなお腹を抱えて、画面を這うようにして筆を取りました。
命を育みながら、感謝の気持ちを込めて向き合った時間を、今も鮮やかに思い出します。

SMALL WORKS
小さな画面の中にこそ、日々の感謝や、やさしいまなざしを込めたいと思っています。
見る人の心に、ふと寄り添うような作品でありますように。
一枚一枚、大切に描いています。
 
※新作が出来次第、掲載していく予定です。お待ちください。売却済みの過去作品の一部も載せています。

「花と仔猫の物語」赤いポピーと仔猫が寄り添う小品。感謝の想いを込めた日本画。
「花と仔猫の物語」 
   A Tale of Flowers and a Kitten 
       

  
       ( 2025年/ 33.3㎝×22.2㎝4P ) 
赤いポピーの花に囲まれて、まっすぐにこちらを見つめる小さないのち。
感謝の花言葉とともに描いた、優しいまなざしの物語。
「歩み」小さなヒヨコが歩き出す姿を描いた日本画の小品。いのちの始まりと希望をテーマに。
「歩み」 
   Steps of Life
       

( 個人蔵/ 22.7㎝×15.8㎝ SM ) 
   ※スマホ版では部分表示
小さなひよこたちが、そっと一歩を踏み出す…。いのちのはじまりと、成長を祝福する作品。
「実りの詩」実り豊かな風景の中、3羽のスズメが寄り添う日本画の小品。いのちの喜びを重ねて。
「実りの詩」 
  Song of Abundance
     

     ( 売却済み/ 45.5㎝×33.3㎝ 8 P ) 
      ※スマホ版では部分表示

黄金色の稲穂に包まれながら、三羽の雀が寄り添い、静かに、そして嬉しげに、収穫の恵みを讃えています。

日々の実りにひそむ美しさと、それに寄り添う小さな命への賛歌です。

「実り」豊かな実りの中に寄り添う2羽のスズメを描いた日本画の小品。自然の恵みに感謝を込めて。
「実り」 
   Abundance   
       

実りの季節を迎え、秋の稲穂に寄り添う二羽の雀。

その姿は、あたたかさややさしさ、ささやかなよろこびを物語ります。

収穫のひとときを、静かに描いた作品です。

  
       ( 売却済み/ 40.9㎝×31.8㎝ 6 P )
「花と仔猫」色とりどりのガーベラに囲まれる仔猫を描いた作品。ぬくもりあふれる日本画の小品。
「花と仔猫」 
   Blossoms and a Kitten   
       
柔らかな花びらに囲まれて、まっすぐにこちらを見つめる仔猫。
小さな体に宿る無垢なまなざしと、鮮やかな花々が織りなす世界は、見る人の心にそっと安らぎを届けてくれます。
  
       ( 売却済み/ 33.3㎝×22.2㎝ 4P )
「花の首飾り」ガーベラとビオラの首飾りをまとった白猫にモンシロチョウが舞う日本画の小品。春のやさしさを描いた一作。
「花の首飾り」 
   Floral Necklace  
       
花の首飾りをまとった白猫が、ふわりと舞う蝶たちとともに、やさしいまなざしをこちらに向けています。
可愛らしさと気高さが同居する、不思議な一瞬。夢と現実のあわいに咲く、小さな物語です。
 
       ( 売却済み/ 33.3㎝×22.2㎝ 4P )
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